openLCA で ecoinvent と ReCiPe 2016 Midpoint (H) を使っています。Agribalyse では水に関する入力と出力を両方数え、その差で指標が決まるので分かりやすいのですが、ecoinvent では大気への水の排出だけが指標の計算に使われているように見えます。
また EF 3.1 でも、出力側に置いた水の素過程フローが、引かれるどころか結果に足されてしまう、という別の報告が出ています。海や下水に流す水、製品に取り込まれる水はどう書けばよいのでしょうか。
1 件の回答
原則として、大気への水の排出がすでに正味の水使用量になっているためです。 ecoinvent は「入力の水 − 出力の水」ではなく、正味の水使用を大気への排出としてモデル化しています。
理由は配分(allocation)です。 入出力の差で取ると、配分をかけたときに質量収支が歪むおそれがあります。製品の中に入らず、入力と出力で釣り合ってもいない水は、蒸発した水です。製品に水が入らず蒸発もしないプロセスなら、正味の水の質量流量は 0 になります。ecoinvent 自身は、この量を「本来の機能に使えない形で生態系から出ていく水」と説明しています。
- ecoinvent の実装は直感的ではないが、地域化しない値としては正しい
- EF 3.1 の中の AWARE は、地域化されていないため、正味の水使用に世界平均の係数 42.95 を掛けただけの値になり、あまり役に立たない
- ecoinvent の ReCiPe 実装は、係数 1.0 と正味の m³ 体積というだけのもの
- 新しい影響領域を作り、淡水の入力すべてに正の係数、淡水の出力すべてに負の係数を与えるやり方でも、ほぼ同じ量が出る
EF 3.1 で同じ症状が出る場合は、EF 3.1 について ecoinvent 側と openLCA 側のどちらの手法を使ったかもあわせて確かめてください。
参考にしたスレッド
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- How is Water use calculated in open LCA EF 3.1?ask.openLCA2026-03
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