多数の材料の GWP-total を集めています。GWP-biogenic のせいで負になる値があります。
GWP-biogenic を引けば、TRACI や CML と EN15804+A2(PEF)の GWP-total を比べられるのでしょうか。GWP-total を揃えるもっと確かな方法はあるのでしょうか。
1 件の回答
引いても揃いません。 GWP-biogenic を丸ごと引いても、GWP-fossil だけを見ても、TRACI・CML は古い IPCC の係数を、EN15804+A2 は IPCC 2021 を使っているので、値は同じになりません。
- TRACI:IPCC 2001 か 2007(どちらかは回答者も確かではない)。0/0(生物由来炭素の吸収も排出も計上しない)
- CML:IPCC 2013。0/0
- PEF(EN15804+A2):IPCC 2021。-1/+1(生物由来炭素の吸収と排出を明示的に計上する。ライフサイクル全体をモデル化すれば、生物由来炭素の影響は正味ゼロになるはず)
EN15804+A2 がほかのどの手法とも大きく違うのは、生物由来炭素の計上です。単体の LCA データセットはたいてい cradle-to-gate なので、廃棄段階をモデル化しなければ吸収(環境には良い方向なので負の値)だけが入り、どこかで大気に戻るはずの排出が入りません。そのため GWP-biogenic は負になりがちです。
出来上がった GWP の値を集めるのではなく自分で計算するのであれば、先に一貫した LCIA 手法を1つ作り、すべての材料をそれで計算するのが一案です。
参考にしたスレッド
- Comparing GWP total values for TRACI/CML versus PEF (EN15804+A2)ask.openLCA2025-02
