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openLCA の EN 15804+A2 の手法で GWP-GHG はどう出せばよいでしょうか

2026-09-13 に公開

openLCA で EN 15804+A2 の影響評価手法(EN15804 アドオンなど)を使い、建設製品の EPD を作っています。PCR 2019:14 では GWP-GHG の指標も求められます。

手法には GWP-total・GWP-biogenic・GWP-fossil などはありますが、GWP-GHG は見当たりません。GWP-total から GWP-biogenic を引けばよいのでしょうか。特性化係数をゼロにするなら、どのフローでしょうか。この指標の説明はどこにあるのでしょうか。

1 件の回答

アトラス編集部2026-09-13

ecoinvent 3.10 以降に対応した新しい EN15804 アドオンには、GWP-GHG の指標が最初から手法に入っています。 古いアドオン(ecoinvent 3.9.1 用など)で作る場合は、GWP-total の影響カテゴリを複製し、生物由来 CO₂ のフローの係数をゼロにする(または表から外す)と、PCR 2019:14 の GWP-GHG になります。カテゴリどうしを引き算しなくても、この方法で1つのカテゴリとして作れます。

  • EN15804+A2 の GWP-total の影響カテゴリをコピー&ペーストし、GWP-GHG などの名前に変える
  • 特性化係数の表で、「Carbon dioxide, non-fossil」「Carbon dioxide, in air」「Carbon dioxide, non-fossil, resource correction」(ある場合)をすべてゼロにする。表から削除しても同じ効果になる
  • 「Carbon dioxide, to soil or biomass stock」と「Carbon dioxide, from soil or biomass stock」は変えずに残す

to soil / from soil or biomass stock のフローは、土地利用・土地利用変化による生物由来炭素を追うためのものです。この炭素はどんな LCA の範囲よりもずっと前に蓄積に入っているので、化石炭素と同じように特性化されます(比較として ecoinvent の LCIA 手法マニュアルが挙げられています)。ゼロにしないでください。

EPD International の PCR 2019:14 は、GWP-total から GWP-GHG に移るときに生物由来 CO₂ を -1/+1 から 0/0 に切り替えるだけで、非化石メタンの係数は EN15804+A2 の 29.8 のまま 27.0 に戻していません。そのためメタンの係数には手を付けません。GWP-GHG の係数は PCR 2019:14 の付録に載っています。

この指標は EN15804 の公式の参照パッケージには含まれず、EPD で使われるもので、プログラムごとに呼び名が違います。EPD International では GWP-GHG、EPD Norge(現 EPD Global)では GWP-IOBC と呼ばれ、略号は GWP-IOBC/GHG とも書かれます。これらのプログラム向けに EPD を作るなら、指標の説明とモデル化・結果報告の決まりは各プログラムオペレーターの PCR にあるので、そちらで確かめてください。新しいアドオンでは影響カテゴリの説明(description)欄にも定義が書かれています(古い版には無いかもしれません)。自分のモデルを新しい版のアドオンへ移すときは EN15804 アドオンの新しい版に自分のモデルを移すにはどうすればよいでしょうか が参考になります。

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