ecoinvent を使い、EN 15804 の EPD として木材製品のライフサイクル全体を +1/−1 法で計算しています。木材部材はすべて焼却、それ以外は埋立として廃棄段階を置いたので、生物由来の炭素の収支は最後に 0 かほぼ 0 になるはずですが、貯留の効果が大きく残ります。
調べると、たとえば直交集成板(CLT)1 m³ の製造に木材 1.89 m³ が投入されています。廃棄段階では製品の 1 m³ だけで計算しているのが原因でしょうか。どう扱えばよいのでしょうか。
1 件の回答
廃棄段階は製品の 1 m³ で計算してよい、というのが回答者の見方です。 製品として手元にあるのは 1 m³ だけだからです。残りの 0.89 m³ は製造段階で廃棄物か副産物になるはずで、そこで生物由来の炭素がいくらか放出されているのが見えるはずだ、としています。あるいは配分をかけて、調べている製品システムに入る生物由来の炭素の投入をその分減らす、というやり方も挙げています。
別の回答者は、同じ問題に当たったとして、自分のやり方として次のように補正しています。ecoinvent は多くの点で優れているが、ライフサイクルをまたいだ一貫性には向かない、というのがその人の見方です。
- 生物由来の炭素だけの入出力表を別に作ります。例: 入力 = MDF・ファイバーボード・包装のパレット・包装の段ボール、出力 = 包装のリサイクル・MDF の焼却・ファイバーボードの焼却。
- 差を出します(例では −20 kg CO₂e)。
- その差を打ち消す補正値を出力側に足します(例では +20 kg CO₂e)。
この回答者は、EPD では EN 16449 に従って生物由来の炭素の収支を 0 にする必要があり、規格に適合させるにはこの方法しかない、と考えています。
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